前立腺肥大症
主な症状
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前立線は膀胱の出口部分に存在する男性にしかない臓器で、尿道を取り囲むようにして存在する臓器です。個人差はありますが、加齢と共に徐々に大きくなっていきます。
- 加齢と共に、様々な症状が出現します。昼間頻尿、夜間頻尿、尿意切迫感、尿失禁、尿勢低下、尿線途絶、排尿遅延、尿閉など多岐にわたります。
- 食生活の向上・欧米化により、現在では80歳までに日本人男性の80%が前立腺肥大症になるといわれています
診断
- 自覚症状の評価を行います。
7つの症状について、頻度ごとに点数がつけられており、症状の程度をスコアで表します。 - 前立腺肥大の症状の有無を検査を行います。
触診:肛門から指を入れて、前立腺を触って肥大しているかを調べます。
超音波検査:腹部超音波検査を用い前立腺が肥大しているかを調べます。 - 尿流量検査で前立腺肥大の症状をスコアにし、検査を行います。
治療
- 軽症の場合
経過観察を行います。 - 症状が重い場合
提携病院を紹介し、手術を行います。 - 薬の処方
α1ブロッカー、5α還元酵素阻害薬、PDE5 - 阻害薬、漢方薬や植物エキス配合薬などを症状に応じて処方いたします。
- 過活動膀胱症状が取れない場合は、抗コリン薬やB3作動薬をアドオンすることもあります。