メニュー

片頭痛について

片頭痛は主にこめかみ(片側)に拍動性の痛みが生じる疾患です。頭痛は数時間から3日間持続し、発作は月1−2回から週2回程度でみられます。

日本における片頭痛の有病率は8.4%で男性よりも女性に多い特徴があります。特に月経の見られる成熟期(30代、約20%)がピークとなる傾向です。随伴症状として嘔吐や光・音・匂いによる過敏症を伴い日常生活、社会生活に支障をきたします。

誘発因子はストレス、疲れ、緊張、睡眠不足、月経、天候変化などが挙げられます。

病態としてはカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)が三叉神経細胞から放出され、片頭痛発作に関与することが判明しています。最近ではこの片頭痛の原因物質とされるCGRPに対する抗体薬が使用できるようになりました。ガルカネズマブ (商品名:エムガルティ)やフレマネズマブ(商品名:アジョビ)は既存の鎮痛薬(アセトアミノフェン、NSAIDs、トリプタン系、エルゴタミン系)に効果が乏しい方に使用可能です。アジョビやエムガルティを使用した頭痛患者の多くで症状が半分以下になったというデータがございますのでお困りの際は当院副院長までご相談下さい。

薬剤価格は高額で発注が必要ですので、来院当日より注射することはできません。片頭痛治療薬:抗CGRP抗体の治療適応があるか否か、費用面や副作用などに同意いただいた上で治療を行なっていきます。

    

 

 

 

 

 

 

https://www.emgality-patient.jp/effect

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME