睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群は、英語でSleep Apnea Syndromeといわれ、【SAS】と略して呼ばれています。
無呼吸・低呼吸の回数が一時間あたり5回以上、または、7時間の睡眠の中で30回以上ある場合に診断される病気です。睡眠中に上気道の閉塞によって起こる閉塞型の睡眠時無呼吸症候群が多いです。主に、いびきや昼間の眠気、熟睡感がない、起床時の頭痛などの症状があります。
男女比は2~3:1程度で男性に多い傾向があります。男性では40歳~50歳代が半数以上を占める一方、女性では閉経後に増加するとされています。
SASセルフチェック
①しょっちゅういびきをかく➡️ 1.5点
②肥満傾向がある➡️ 1.5点
③高血圧がある(高血圧の薬を飲んでいる)➡️ 1.5点
④(仕事中,運転中などで)昼間の眠気,居眠りで困ることがある➡️ 1.5点
⑤寝つきは悪くないが,夜間の眠りが浅いまたはしばしば目が覚める➡️ 1.0点
⑥いくら寝ても朝疲れが取れていない もしくは朝しばしば頭痛がする➡️ 1.0点
⑦お酒を飲んでいない日でも夜間寝ている時に息が止まる日がある➡️ 3.0点
合計3点以上の方は睡眠時無呼吸症候群の疑いがあります
検査・治療について
まず,睡眠時無呼吸症候群が疑われた際に簡易型ポリソムノグラフィ(PSG)を行います。簡易型PSGの結果で、無呼吸/低呼吸指数(AHI)が30以上の場合は精密PSG(脳波測定下での無呼吸評価)を行わず保険内でCPAP装置が適応になります。AHI30以下の軽症~中等症の方は精密PSG、マウスピース(歯科装具)などをご提案させていただきます。精密PSG施行し、AHIが15以上あれば保険でのCPAP適応となります。
扁桃肥大が原因の場合は外科的治療を考慮する場合もあります。また、肥満の改善、側臥位就寝、飲酒を控えるなどの生活習慣の改善も大切です。
成人SASでは高血圧、脳卒中、心筋梗塞などを引き起こす危険性が健常者の約3~4倍高くなります。特にAHI30以上の重症例では心血管系疾患発症の危険性が約5倍にもなります。CPAP治療導入で、健常な方と同等まで死亡率を低下させることが示されています。
CPAP:レスメド
