夜尿症(おねしょ)
お子さんのおねしょ(夜尿症)でお悩みではありませんか?
小さなお子さんのおねしょは珍しいことではありません。
成長とともに自然に改善していくことも多い一方、
5歳を過ぎても繰り返す場合には「夜尿症」として治療を検討することがあります。
夜尿症は、お子さんの性格や努力不足が原因ではありません。
夜につくられる尿の量や膀胱の発達、睡眠など、
いくつかの要因が関係して起こります。
当院では生活習慣の見直しから、
必要に応じてお薬による治療などを行っています。
お子さんやご家族だけで悩まず、お気軽にご相談ください。
夜尿症(おねしょ)とは
幼児期のおねしょは自然な現象ですが、
5歳を過ぎても睡眠中のおねしょを繰り返す状態を
「夜尿症」と呼びます。
年齢とともに自然に改善していくお子さんも多いため、
必ずしもすべてのお子さんに治療が必要というわけではありません。
一方で、小学校に入っても続いている場合や、
お泊まり行事などがお子さんの負担になっている場合には、
治療を検討してよい時期です。
どうして夜尿症が起こるの?
夜尿症は一つの原因だけで起こるわけではなく、
主に次のような要因が関係していると考えられています。
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🌙
夜につくられる尿が多い |
💧
膀胱にためられる量が少ない |
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😴
尿がたまっても起きにくい |
🚽
便秘などの影響 |
まずは生活習慣を見直します
🥤 夕方以降の水分をとりすぎない
日中には必要な水分をしっかりとり、
夕方から就寝前に大量の水分をとることは控えます。
🚽 寝る前にトイレへ
就寝直前に排尿する習慣をつけましょう。
⏰ 規則正しい生活
睡眠や食事など、できるだけ規則正しい生活リズムを心がけます。
💩 便秘があれば改善する
便秘が夜尿症に影響している場合があります。
💙 「起こさない・怒らない・焦らない」
おねしょは、お子さんが怠けているために起こるものではありません。
叱ったり、ほかのお子さんと比較したりせず、
長い目で見守ることも大切です。
夜尿症の治療
生活習慣を見直しても改善が十分でない場合には、
お子さんの年齢や夜尿の状態などに合わせて治療を検討します。
⏰ アラーム療法
尿で下着などが濡れ始めるとセンサーが反応して
アラームが鳴る装置を使用する治療です。
継続することで、夜間に尿をためられるようになることを目指します。
効果が現れるまで時間がかかることもあり、
ご家族の協力も大切になります。
💊 デスモプレシン(ミニリンメルト)による治療
デスモプレシンは、
夜につくられる尿の量を減らす作用をもつお薬です。
夜間の尿量が多いタイプの夜尿症などで使用します。
ミニリンメルトOD錠は舌の下で溶かし、
水を使わずに服用します。
お子さんの状態に合わせて医師が使用量を調整します。
⚠️ ミニリンメルトを服用するときの大切な注意
デスモプレシンを使用しているときに水分を過剰にとると、
体内に水分がたまり、
血液中のナトリウム濃度が低下する「低ナトリウム血症(水中毒)」
を起こすことがあります。
そのため、
服用前から翌朝までの水分摂取について、医師から説明された方法を必ず守ってください。
また、発熱、嘔吐、下痢などがあり、
水分バランスが崩れているときには服用を中止し、
医師へご相談ください。
頭痛、吐き気・嘔吐、強いだるさなど、
いつもと違う症状がみられた場合には、
服用を中止して医療機関へご相談ください。
このような場合はご相談ください
- 5歳を過ぎてもおねしょが続いている
- 小学校に入っても頻繁におねしょがある
- 一度半年以上おねしょがなかったのに、再び始まった
- 昼間にも尿を漏らすことがある
- 昼間の頻尿や強い尿意などがある
- 便秘が強い
- いびきが強い、睡眠の状態が気になる
- 学校行事やお泊まりなどを本人が心配している
当院での診療
夜尿の頻度や時間帯、昼間の排尿症状、便秘の有無、
水分摂取の状況などを確認します。
必要に応じて尿検査などを行います。
生活習慣の見直しを基本に、
お子さんの状態に応じて治療方法をご提案します。
より専門的な検査や治療が必要と判断した場合には、
小児泌尿器科などの専門医療機関へご紹介します。
🌙 おねしょは、お子さんの努力不足ではありません
成長とともに自然に改善することも多い症状ですが、
治療によって改善が期待できる場合もあります。
お子さんとご家族が安心して過ごせるよう、
一緒に治療を進めていきましょう。
