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ケンコウチョウジュノミックス:健康・長寿のための四本の矢

誰でも、元気で健康のときは、健康の有難さを忘れがちになるものです。また、自活ができずに寝たきりで不健康で長生きしても、家族や他人に迷惑な老後を過ごすことになってしまいます。そうならないためには、そうなる確率を最小限にするには、どのように日常を生きていくのかを、年を重ねると、切実に考えなくてはならなくなってきます。健康かつ長寿に生きられるための方法は?私なりに考えた健康長寿のための原則です。それは、1:減塩食 2:腹八分目の食生活 3:有酸素運動  4:健康長寿食の4原則 の4本の矢です。どなたかの経済活性化の3本の矢の実現よりも、個人の日々の努力によってきっと実現可能な4本の矢になることでしょう。

1:減塩食

塩分摂過多は、高血圧、脳卒中、胃癌のリスクが上がり、塩分摂取の最も多い青森県が脳卒中多発県で、平均寿命が残念ながら最も短命です。一方、長野県はこのことに各自治体が気付いて、減塩運動を推奨した結果、高血圧、脳卒中のリスクが低下し、今は、男女とも長寿日本一を達成しました!WHO(世界保健機構)の一日の塩分摂取量は、6グラム/日が推奨されています。。

2:腹八分目の食生活

満腹、暴飲暴食は、肥満とメタボ、その結果、生活習慣病である高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症、更には大腸癌、前立腺癌、乳癌などの各種癌に罹患し易くなって、短命になります。順天堂大学の加齢制御医学講座、白澤卓二教授によると、あらゆる生物は、栄養バランスは落とさずに30%カロリーカットした群のほうが、たらふく食べた肥満群よりも30%~40%長寿になると報告しています。これは、カロリーカットによって、長寿を支配するSir2遺伝子の活性化が起こって、細胞分裂を支配するテルメアの短縮を阻止して細胞分裂の停止、すなわち生体の死を延長させるからだと、カリフォルニア大学のガレンテ教授が実験したデータに基いた説を述べています。

3:有酸素運動

有酸素運動なら何でも良いのですが、シューズ一式で出来るウォーキングが最も手軽で経済的だと思います。目安は、一日30分、2~3キロ以上が目安です。足腰の鍛錬になり老化とともに起こるサルコペニア(筋肉量減少)を防ぎ、転倒による外傷リスクを防ぎ、簡単な計算などしながらウォーキングをすることが、記憶の中枢である海馬の活性化に繋がり認知症予防にもなると言われています。 

4:健康長寿食(免疫力アップ) 

1.精進料理の食材(植物繊維が多い)、2.漬物、味噌、醬油、納豆、黒酢、ヨーグルトなどの発酵食品、            3.オリゴ糖(善玉菌のえさ)などは、腸内フローラを整えて(便中の悪玉菌を減らし善玉菌を増加させること)、リンパ球の一種:NK(ナチュラルキラー)細胞を活性化して免疫力をアップさせて、ウィルスや細菌感染症、アレルギー性疾患、がんの発生を抑制します。

精進料理の食材とは:1ま2ご3わ4やさ5しい食材です。

1まめ(大豆など)2ごま3わかめ(海藻類)4やさい(緑黄色野菜)5しいたけ(きのこ類)の事です。きのこの中で特に舞茸は、免疫力の宝庫と言われています。

人の免疫力のほとんど(70~80%)は、腸が司るどると言われています。上記の食材を沢山食べると腸内細菌叢を整えて、便通改善、免疫力アップ、花粉症、喘息、食物アレルギーやアトピー体質改善、抗ウィルスや細菌感染、抗がん効果がアップします!

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