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急性気管支炎

急性気管支炎の多くは、かぜ症候群(感冒)です。上気道の急性炎症が気管から気管支へと波及することで発症します。

ウイルスによるものが多く、肺炎マイコプラズマや肺炎クラミジアなどの非定型病原体が原因となる場合もあります。一部では、ウイルス感染に引き続いて、二次性の細菌感染が生じる場合もあります。主な症状としては咳、痰、発熱、食欲不振、全身倦怠感といった症状が出ます。

主に咳、痰といった臨床症状から診断します。発熱などの自覚症状が長引く場合には、肺炎の合併を鑑別する必要があるため、胸部エックス線写真や胸部CTで肺事態に陰影がないことを確認する必要があります。細菌による二次感染を伴うと痰の量が増加し膿性となってきます。

【治療】

①対症療法
 原因菌の多くはウイルスであることから安静、水分栄養補給、鎮咳薬などの対症療法が中心になります。

②細菌感染が疑われる場合
 適切な抗菌薬を使用します。

【生活上の注意】

*かぜ症候群と同様に普段から感染予防をすることが大切です。

マスク着用や手洗い、うがい、咳エチケットを心がけてください。

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